災害はいつ起こるかわかりません。
地震、台風、大雨など、予期せぬ事態に備えてペットの
防災対策を考えておくことは、飼い主としての大切な責任です。
本記事では「愛犬の防災対策で何を準備すればいいの?」
「災害時に犬をどう避難させればいいの?」といった
お悩みを解決できる内容を詳しく解説します。
ペットの防災対策が必要な理由
俗に言う「ペット」は、大切な家族の一員です。
その大切な家族を守るためにも、事前の防災対策は重要です。
災害時のペットのリスクとは?
災害時には、ペットも人間と同じように危険にさらされます。
避難所ではペットの受け入れが制限されることが多く
避難生活でのストレスが犬に大きな影響を与えることがあります。
また、環境の変化により犬が迷子になったり、けがをしたりすることも。
ペット同行避難の重要性
最近では「ペット同行避難」が推奨されていますが、避難所によっては
ペットの受け入れ態勢が整っていない場合もあります。
そのため、事前に地域の避難所の情報を確認し、ペットと一緒に
避難できる場所を把握しておくことが重要です。
災害時に役立つペット用防災グッズ
災害時に必要なペット用の防災グッズをリストアップして
必要な準備を整えておくことが大切です。
犬用の避難用品リスト
ペットキャリー(クレート)
避難時に犬を安全に運ぶためのキャリーは必須です。
キャリーに慣れていない犬は、普段から慣れさせておくと良いでしょう。
リードとハーネス
犬が逃げ出さないようにするため、丈夫で信頼性の高い
リードとハーネスを準備しましょう。
フードと水(7日分くらい)
災害時には食事が確保できない可能性があるため
非常食としてドライフードと水を準備しておきましょう。
長期保存可能なドライフードが便利です。
水飲みボウル
折りたたみ式の軽量ボウルがおすすめです
排泄用のペットシーツやビニール袋
避難生活でも衛生的に過ごせるよう、十分な量を準備しましょう。
お薬と医療用品
持病がある犬の場合、常用薬や必要な医療用品も忘れずに。
タオルや毛布
防寒や落ち着かせるために、自分の匂いや家族の匂いのついた
毛布やタオルを用意しておくと便利です。
ペット用防災グッズの収納方法
防災グッズは一つのバッグにまとめておくと、いざという時に
慌てることなく持ち出すことができます。
ペットの防災グッズも家族の防災グッズと同じ場所に
保管しておくことをおすすめします。
また、犬が不安を感じないよう、普段から防災グッズを
身近に置いて慣らしておくと良いでしょう。
災害に備えた日常のトレーニング
災害時に犬がパニックにならないよう、日常から防災トレーニングを
行うことも重要です。
ペットキャリーに慣れさせる
避難時にはペットキャリーが必須です。
普段からキャリーに慣れさせておくことで、緊急時に
スムーズに行動できます。
キャリーを安心できる場所として認識させるため
居心地の良い空間にしてあげましょう。
防災訓練に参加する
地域で行われる防災訓練に参加し、犬と一緒に避難する
練習をしておきましょう。
実際に避難経路を確認することで、緊急時に慌てずに行動できます。
音に慣れさせる
災害時には大きな音や不安定な環境がつきものです。
雷やサイレンなどの音に犬を慣れさせておくと
パニックを防ぎやすくなります。
地域でのペット同行避難の確認と備え
いざという時、ペットを連れて行ける避難所はどこなのか?
事前に調べておく必要があります。
地域の避難所の状況を確認
市区町村のホームページや防災ガイドで、ペット受け入れ可能な
避難所を確認しておきましょう。
避難所がペットを受け入れられない場合、他に避難できる場所を
探しておく必要があります。
ペット同伴可能な宿泊施設も把握しておく
避難所以外にも、ペット同伴可能な宿泊施設を事前に
リストアップしておくと安心です。
ペット可のホテルや知人宅も、避難先の候補として考えておきましょう。
やむを得ず自宅や車にペットと自主避難する場合
大型犬を飼育している方や多頭飼育の方は、他の避難者への
迷惑を考え、避難所には行かずに、自宅や車などに自主避難
する方も多いでしょう。
避難所よりは気楽ですが、情報が遅れる可能性があります。
また、電気や水道が使えない場合は、食事や入浴などが
思うようにならず、不自由な生活を強いられることに
なるかもしれません。
自主避難を考えている方は、最低でも1週間程度の飲み物と
食べ物、排泄グッズなどを、家族分に加えてペット分も
用意しておく必要があるでしょう。
それに加え、家屋の倒壊に気を付けることや、車の場合は
エコノミー症候群にならないよう運動を心掛けるなど
注意しなければならない点も多くあります。
災害時のペット情報の管理と迷子対策
避難時に犬が迷子にならないよう、情報の管理と迷子対策を徹底しましょう。
迷子札やマイクロチップの装着
犬には迷子札やマイクロチップを装着しておくと、もし迷子に
なってしまった場合でも、再会確率が高まります。
迷子札には、飼い主の名前と連絡先を記載しておきましょう。
犬の情報を常に最新に保つ
犬の写真や特徴、かかりつけの動物病院情報などを記録した
「ペット情報カード」を作成し、すぐに取り出せる場所に
保管しておくと便利です。
まとめ
愛犬を守るためには、普段からの備えと情報収集が欠かせません。
防災グッズの準備だけでなく、日常的なトレーニングや
地域の情報確認を怠らないようにしましょう。
いざという時、愛犬と共に安全に避難ができるように
今回紹介した内容を参考にして、備えを進めてください。
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